茶箱広重
チャバコヒロシゲ
初代広重の死後、弟子の重宣が二代目を襲名する。師の名を汚すまいと努める彼は、先代の妻や政略結婚の妻、弟弟子との複雑な関係に翻弄されていく。表題作を含む全7編を収めた中短編集。
関連作品
通常版全 1 巻出版社: 小学館
第1巻
1983.04 発売
- ISBN
- 978-4-09-180265-1
- 出版社
- 小学館 / ビッグコミックス
あらすじ
安政五年、『東海道五十三次』で有名な浮世絵師の一立斎広重が亡くなった。後を継いで二代目広重となったのは、弟子の重宣である。広重の名を汚さないよう懸命に努力する重宣だが、先代の妻だったお崑、わずか十三歳で政略結婚させられたおかや、弟弟子の寅吉らとの間に生じる複雑な人間関係に翻弄される。やがて寅吉は独立し、実際は三代目であるにもかかわらず二代目広重を名乗り、生涯それを通した。一方、重宣は世人から茶箱広重と呼ばれるようになる。表題作のほか、遭難死した山岳部員の死因を推理する縦走路、炭鉱夫と芸者の賭けと愛を描いた俺が愛した女、母子家庭の物語であるほっぺたの時間、戯作者の滝沢馬琴を描いた水茎など、力作七編を収めた一ノ関圭の中・短編集。
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